「小松左京マガジン」第38巻
表紙絵は、1976年『週刊小説』に連載していた「題未定」の挿絵として描いてくださった「かもよしひさ」さんの絵です。作品自体も、題名の決まらないままスタートした、という異色の作品で、それが不思議な展開で最後にストンと「題未定」というタイトルにうまく収まってしまった小説。作家と読者、編集者があたかもジャズのセッションをナマで一緒に演奏しているようなライブ感覚の小説でした。ですから、これだけ大きく作者の顔が毎回描かれても、不思議はなかったわけです。この絵は第8回目、最終回の絵です。
表紙絵: かも よしひさ |
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