平成12年うづき(四月)末
  「日経サイエンス」6月号に「量子テレポーテーション」の記事が載っているので、びっくり。科学雑誌に、こんな事が載っているのが面白い。実用的には、どうも無理みたいだが、理論的には可能らしく、実験も出来るというのだが・・・。 

  平成12年うづき(四月)XX日
  久しぶりに数学の専門家とはなす。複素数が専門とのこと。「虚無回廊」の続編のために、どうしても引っかかることを聞きたくてお呼びした。数学というのは専門が違うと言葉が通じない、という世界らしい。しかし、この方はSFへの造詣も深いので、私のいわんとしていることを、かなり理解してくださったようだ。興奮して、夜は寝れず。

  平成12年うづき(四月)XX日
  みんぱく(国立民族学博物館)のお花見。毎年、万博公園の日本庭園でおこなっている。外の花々を愛でながら、持ち寄りの食べ物をつまみ、そのあとは石毛さん(館長・食文化研究家)の研究室で、また持ち寄りのごちそうとお酒を飲んで談笑する。脚が弱っているので、庭園まで歩くのに一苦労。でも、満開の桜をみながら飲む酒の味は、格別。


  平成12年うづき(四月)XX日
  「日刊ゲンダイ」の健康についてのインタビューを受ける。病気は、子供の時の麻疹と、ジツボ散で治ってしまった肋膜と60歳近くなってかかったヘルペスと、阪神大震災のショックで鬱病になったこと。白内障の手術ではじめて入院した経験。これしかない。健康に悪いことしかしたことのない私が、よいのだろうか。


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