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  平成18年(2006)ながつき(9月)29日

 小松左京賞の授賞式のために前日から東京へ。該当者無しだが、春樹事務所の創立パーティも兼ねているので、春樹は森村誠一さんの「蒼き狼」の映画化でモンゴルに夢中になっていて、その絡みの派手なパフォーマンスがあった。去年は「おとこ達の大和」で今年は「蒼き狼」だ。春樹は驚異的に元気だ。

 平成18年(2006)長月(9月)15日

 朝のうちに、曙橋の病院に行って検診。心電図、血液検査、尿検査、血圧を測る。特に異常なしだが、血圧が高めなので、降血圧剤を処方してもらう。
午後は、スペースガード協会10周年の打ち合わせで、磯部さんが来社。夜は、3金会のあとに、何人か連れて銀座のピアノバー「ひな」へ行く。イオで合流しようと待っていた姪や甥たちも、銀座に来てもらう。久しぶりに歌って、気持ちよかった。京大時代の友人の娘という人も来てくれ、賑やかだった。

 平成18年(2006)ながつき(9月)14日

 午前中は、今年のワールドコン・ロサンジェルスの報告を受ける。来年のワールドコンにむけて、そろそろ企画を詰めていくということ。
 午後は、「小松左京マガジン」25巻のための編集長インタビューとして曾野綾子さんが事務所に来てくださる。久しぶりの会見だ。会合やパーティでお会いすることはあっても、ゆっくり話をすることはなかった。開高健と三人で、文春講演会に行ったときの話で盛り上がった。お互いに若かったときの話だ。曾野さんの生い立ちを初めて聞いて驚いた。詳しくは、マガジンをお楽しみに。
 夜は、グローバルシアター和の輪の5周年パーティで、アルカディアに行く。私の作品の朗読CDを作ってくれるそうだ。

 平成18年(2006)長月(9月)13日

 東京へ。夜はコマ研と、事務所に往診に来てくださるというお医者さんに初対面。医者嫌いでなかなか身体に触らせないので、指の先に挟むだけで血液の酸素濃度と脈拍がわかるというもので計る。聴診器も当ててみたが、異常なしとのこと。足の指の爪がひどい状態になっていたが、これは水虫だと即断され、爪を切られて薬を処方してくれた。秘書は、それだけで喜んでいた。

 平成18年(2006)ながつき(9月)8日

 フロンティア3000研究会では、河内厚郎さんが、戦前の「日芸会館」についてレポートしてくれた。西宮北口の昔の雰囲気を残す町並みの映像なども交え、文楽を始め民芸の芝居もやっていた「日芸会館」を支えた、文化的なレベルの高かった地域を紹介してくれた。私も民芸の芝居で「かもめ」を見た覚えがあり、奈良岡朋子さんをステキな女優さんだとおもったものだ。
 今月から、センチュリークラブが潰れてしまったので、会場を千里クラブにしての開催。


 平成18年(2006)長月(9月)1日

 第7回小松左京賞の最終選考会。
今回は、比較的若手の作品が最終選考に残ったのだが、いずれもアイデアは面白く構成も凝っているのだが、最後にすとんと胸に落ち着いてくれず、会話の未熟さが気になったり、結局該当者無しということになった。残念だが、仕方ない。