『小松左京全集完全版』第30巻
「地球を考える」
1970年秋から1年間朝日放送の広報誌『放送朝日』に連載した対談集。 竹内均「0x無限大=有限」 樋口敬二「熱の捨て場」 吉良竜夫「生物圏奇々怪々」 渡辺 格「『生命』つくります」 上山春平「寄物陳思」 吉田夏彦「論理かヒトか」 坂井利之「機械はヒトのパートナーか」 大来佐武郎「地に満ちたアト」 武者小路公秀「国際政治の終焉」 貝塚茂樹「片目開眼」 會田雄次「『歴史学』の没落」 梅棹忠夫「『脱文化』文明は可能か」 |
当時最高の知識人とともに小松左京が地球について、つまり人類について考えた。
ここで議論されていることが、もう少し多くの人々によって真剣に考えられてきたら、今日のような問題はもっと賢明に解決の方向に向いていたのではないだろうか。
科学的に新たな知見は、松井孝典、中村桂子、吉田夏彦の三氏が、2007年11月24日におこなった「新・地球を考える」シンポジウムで補ってくれたが、根本的な問題は、いまだに解決されていない。
ISBN978-4-903624-30-3 4800円(税込み)
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