『小松左京全集完全版』第15巻
1968年から1969年にかけて発表した短篇、26編を収録。
中島梓さんの解説には「女性に対してロマンを持っていない男、というものは、女性がいかに粗暴になろうと、ダメになろうと、堕落しようと、腹を立てたりしない。」とある。つまり、小松左京は、女性に対してロマンを持っているので、腹を立てて真剣に怒る、というわけである。
収録短篇 「ト・ディオティ」「偉大なる存在」「SEXPO'69」「ごきぶり退治」 「売主婦禁止法」「ジンギス汗の罰」(時間エージェント第7話) 「邪馬台国騒動」(時間エージェント第8話)「機械の花嫁」 「せまりくる足音」「飢えた宇宙(そら)」「廃墟の彼方」 「二〇一〇年八月一五日」「女狐」「戦争はなかった」 「米金闘争」「恋と幽霊と夢」「第二日本国誕生」「変貌」 「サマジイ革命」「穴」「一宇宙人のみた太平洋戦争」 「少女を憎む」「長生きの秘訣」「養子大作戦」「涅槃放送」「犬」 解説:中島梓(1979年『模型の時代』解説収録) 451ページ 仮フランス製本 箱入り 城西国際大学出版会 |
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