『小松左京全集完全版』第14巻

動物学者の小原秀雄氏は、解説の中で「近代科学の限界と新しい科学の胎動の悩みそのものが、文学の題材になり得よう。……人間の運命と精神までを解釈し、そして支配を可能にするものたり得るとき、科学を題材とする文学の今日的意義が存在するのではあるまいか。」と述べておられます。

短編集
 「オルガ」
 「日本漂流」
 「時魔神―あるいは食時鬼―」
 「宗国屋敷」
 「彼方へ」
 「秘密製品」
 「アダムの裔」
 「おえらびください」
 「おやじ」
 「極冠作戦」
 「手おくれ」
 「*◎=▲は殺しの番号」
 「HE・BE作戦」
 「おちてきた男」
 「汚れた月」
 「子供たちの旅」
 「ヤクトピア」
 「夜の声」
 「江戸開城宇宙人観戦記」
 「神への長い道」
 「人類裁判」
 「再会」
 「くだんのはは」
 「模型の時代」
 24編を収録

 ISBN978-4-903624-14-3 4572円(税別)
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