臥 猪 庵 hic


口上

むにゃむにゃ・・・

わたくしこと、小松左京またの名「臥猪庵斜栗」、このたび事務所の「ほーむぺーじ」とやらいうエレキ告知板を設けるにあたり、本人も何事か直接にのべるスペースを用意するので、好きに使うように、との申し出あり。

ちかごろ、ほとんど座っているか横になっているか、文字通り「臥猪」の状態にて、あらためて、何も申すことなどござらぬ、といえば、鬼秘書許さず、されば、寝言、繰り言、独り言、逐次ひろって載せましょう、ということになりぬ。おそろしきは、膝乗り秘書ならぬ、鬼秘書。片時も、ぼんやりしていることを許さぬ仕業なり。

よって、ここに繰り広げまするもろもろは、「臥猪庵hic」と銘うち、とるに足らぬ事どもの羅列。ちなみに、hicとは、ラテン語にて「ここにあり」という意味とともに、日本語の「しゃっくり」をも意味する掛詞にて、まったくもって、ふざけた屋号。

どなた様も、立ち止まることなく、お先を急いでくださって結構。

まずは開口一番、いいわけの口上にてお茶を濁す所存。乞寛恕。

頓首   臥猪庵斜栗


    どうぞお先へ