「小松左京マガジン」第38巻

表紙絵は、1976年『週刊小説』に連載していた「題未定」の挿絵として描いてくださった「かもよしひさ」さんの絵です。作品自体も、題名の決まらないままスタートした、という異色の作品で、それが不思議な展開で最後にストンと「題未定」というタイトルにうまく収まってしまった小説。作家と読者、編集者があたかもジャズのセッションをナマで一緒に演奏しているようなライブ感覚の小説でした。ですから、これだけ大きく作者の顔が毎回描かれても、不思議はなかったわけです。この絵は第8回目、最終回の絵です。



 表紙絵: かも よしひさ
 ・小松左京が聞く
  大正・昭和の日本大衆文芸を支えた
  挿絵画家たち 2  田代 光
 ・コラムランド
  高齋正「ウェブサイトに掲載された話」
 ・発見! 小説「鐵路」 小松實
 ・コマコン2010レポート 青木豊
 ・熊谷英憲
「日本沈没に見る地球科学の進歩35年」
 ・下村健寿
『復活の日』から読み解くバイオロジー7
 抗生剤のほんとうの歴史
 ・小松左京作品 この一作 5
 久美沙織 「日本沈没」
 ・賢人談話、あるいは小松左京の大口舌6
 もう一度『未来の思想』を語る
 〈前篇〉汝らは何ものか?
 ・南山宏 メタサイエンスねたさいえんす 7 ・田中光二 ぼくのシネマオデッセイU(7) ・小松左京研究会のページ[36]
 鈴木克太郎 「見知らぬ明日の頃」
 ・小松左京年譜 【36】 1995.10〜12
 ・インフォメーション
 ・編集後記
 ・小松家の猫 ミミ 


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