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 平成16年霜月(11月)13日

 はや、霜月とはなりぬ。それにしては、暖かいね。霜が降りそうにはない。
 11月は4日から東京へ来て、共同通信の元旦用の対談を松井孝典さんとした。
共同通信は、国際通年企画として大きな事を考えていて、その総括的な対談ということだ。
久しぶりに頭が切れてしかも、創造的な学者として70年代から注目していて大好きな学者、松井孝典と話して、知的興奮を覚えた。
 翌日は、『小松左京マガジン』第17巻のために、新井素(子)ちゃんのお母様と対談した。お母様は、私とは一つ違いで講談社にずっと務めていらしたキャリアウーマンだ。お父様もご主人も講談社という方で、野間一族のことも含めて、日本の大衆文化をになった出版社の話を伺った。
 夜には、切り絵の久保ちゃんが、我が社の台所を使って美味しいものを作ってくれ、コマケンやら高松おシゲさんやら、いろいろな人が来て賑やかだった。
 6日土曜日には、朝日新聞が「自作再訪」にのせる写真を撮りに来た。上等なペンタックスで何枚も撮っていたが、結局使うのは一枚なんだろ。カメラマンさん、ご苦労さん。

 12日、フロンティア3000研究会で、徳島のリラクゼーションセンター「クリニック釈羅」へ行った。中西昭憲という精神科の院長は、日本で最初のカジノ保養施設を作ろうとしているという、面白い人物で、とりあえず、11月20日にオープンする海水温浴施設を見学してきた。女性専用の施設ということで、オープンしたら我々男どもは入れないのだが、今日は特別に入浴もさせてくれた。私はもちろん入らないで車の中で煙草を吸っていたが、海水パンツを借りてまで高田公理は入浴し、暖まったといって喜んでいた。エステやマッサージ、レストランもある。懇親会は院長の竹馬の友がやっている「人形の家」というフランスレストラン。マダムが吟味した材料で作ったおいしい料理と自家製パン、おいしいワインで、私もデザートまでよく食べた。新神戸から近畿タクシーのバスをチャーターして明石大橋、鳴門大橋を渡って往復。昼間はお天気で瀬戸内海がよく見えたし、帰りは夜景で、須磨側の街の灯りや関空の灯りが見えて、キレイだった。久しぶりの長距離ツァだったが、無事に箕面まで帰ることが出来た。