前月へ

  平成14年弥生(3月)31日

 22日、23日と松本へ行って来た。
 SF作家クラブの名誉会員と事務局スタッフとの懇親旅行という名目で、新しい会長、神林長平さんの地元、松本の温泉に行ってゆっくりしようという久しぶりの旅行だった。
21日に浅間温泉で山火事が起きたというニュースに、すでに東京に来ていた私は、「あれ、明日行くところじゃないの?」ときくと、まさに浅間温泉街の一軒に泊まることになっている。こりゃ大変だ、と思っている内に、なんとか下火になって、神林さんからも中止の連絡がなかったので、22日昼、豊田有恒さんの車に乗って松本へ向かった。
 石川SA、談合坂SAで休憩しながら松本の老舗旅館「小柳」についたのは、午後3時半。300年の歴史を持つというだけあって、格調ある、しかし造りは新しい。蔵を借り切っての食事も、工夫に富んだメニューでみな、美味しがっていた。私はもったいない話だが、ほとんど箸を付けなかったのだ。
 部屋に戻って、若いスタッフがカンカン、諤々、元気に議論をしているのを、横になりながらきいていると、楽しいものだ。夜中の2時頃まで、話していた。
 翌日は、朝8時の朝食をともにし、その後わさび園に車で行って、巨大な大王わさびを買ったり、わさびワインを飲んだりして、昼食は、神林さんご愛用の中華料理屋へ。それがすばらしくおいしいのに、すばらしく安いのだ。私もかなり食べた。豚の角煮もひと味違うし、納豆豆腐もちょっと何か入っているようだ。鶏肉炒め、チャーハン、水餃子、ピータン、どこにでもあるメニューだが、味がちょっと違う。シェフは武漢出身の中国人。家庭料理という名前通り、彼の工夫した家庭の味なのだろう。11人でお酒も入れて18000円。私におごらせてもらった。この位しなきゃね。神林夫妻には、本当にお世話になりました。ありがとう。
 かえりは、中央線で新大阪まで特急しなのに乗って帰ってきた。ホームから上がるのに、エスカレータがなかったのはちょっとこたえたね。老人向けに、なんとかすべての駅に上りエスカレータをつけてほしい。
 さすがに、その後ずっと家では横になって、水平生活をしている。